テーマ:会話の流れをつくる力を取り戻せ!意図せぬ顧客離れを防ぐBPOと共存する『人を介することならではの価値の提供』
人手不足により十分な教育ができないまま、顧客接点を担っている人たちが多くいます。
致し方のない現実のように見える中で、その顧客対応がその会社の「当たり前」になってはいないでしょうか?
また、人手不足を補い、生産性を高めるために、自動化ツールを顧客接点の主軸にしたサービスや顧客対応に切り替え、「自社標準はこれだ!」と決め込んではいないでしょうか?
その結果、人が担当する顧客対応にも、「言われたことに応えるだけで十分だ」「効率が一番」「気づきなんて、無理だ。ホームページのFAQに誘導すれば済むことだ」という考え方が本流になってはいないでしょうか?
さらに言えば、応対品質評価においても「ご不満のお声には、適切なお詫びをすることができている」「回答を正しく選び、説明することができている」というような、『できていること評価』で終わってしまい、「人ならではの対応」を評価していない会社が多いのではないでしょうか?
その結果、お客様からの要望に緊急性や重要度が含まれていても、「申し訳ございません。では、解決方法をご案内いたします」という、「お客様の背景」「お客様の心情的な問題」には何も触れることなく、「謝罪+説明」という、「回答のみ」で終わる、企業の想いを伝えることができない会話が「当たり前」になってはいないでしょうか。
世の中を驚かせるような新しいビジネスモデルが生まれても、すぐに他社からも同様のサービスが提供される時代です。顧客対応が「回答のみ」では、「意図せぬ顧客離れ」を引き起こします。
昨年、フリマアプリの「メルカリ」で「返品に応じない」という問題が起きました。利用者から問われたのは、「お客様の声、要望に応える姿勢や仕組みがない」ということでした。
メールで対応を求めるしかなく、送ったメールには「対応しない」という自社ルールを説明した内容が返送され、その状況がSNSに投稿されました。
そもそも、「ⅭtoⅭ」であることから、メルカリでは「顧客間の問題にはかかわらない」というスタンスを創業時から言明していました。その方針は、「利用者減」という結果、つまり「顧客離れ」という危機感により、大きく転換する必要性に迫られたのです。
メール対応やチャット対応オンリー、ボイスポット最優先、という顧客接点の組み立てには生産性、効率化という点では有効なのでしょう。もちろん、お客様にとっても、ストレスを軽減できる可能性も高いことでしょう。
ですが、「人でなければ、人が介することで生まれる価値」を簡単に見捨ててしまってよいのでしょうか?
顧客対応に必要な「会話の流れをつくる力」をもう一度、顧客接点に取り戻す時期が訪れています。
本セミナーでは、「会話の流れをつくる力」の本質と教育の進め方について、解説いたします。
<カリキュラム>
一般受講料 11,000円(税込)
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