10月20日 (火)15:00~ CSマネジメントセミナー 『 マネジメント転換期!「仕事の質」のマネジメントへ。』 | 一般社団法人CSスペシャリスト検定協会

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10月20日 (火)15:00~ CSマネジメントセミナー 『 マネジメント転換期!「仕事の質」のマネジメントへ。』

マネジメント転換期!「仕事の質」のマネジメントへ

AIの説明で「わかった気になる」と、「仕事がわかる」は違う。

AIによる応対分析やフィードバックは、急速に進化しています。

通話内容を分析し、

「もう少し共感を示しましょう」
「説明を簡潔にしましょう」
「お客様の話をよく聞きましょう」

といった改善点を、わかりやすい文章で説明することもできます。

読んだ人は、

「なるほど」
「確かにそうだ」
「次から気をつけよう」

と思います。

しかし、ここで一つ考えてみたいことがあります。

それは、本当に「仕事がわかった」状態でしょうか。

「理解しやすい」と「行動を変えられる」は違う

AIによる説明は、

  1. 理解する
  2. 納得する
  3. 「そうなのか」と感じる

ところまでを、とてもスムーズにしてくれます。

しかし、仕事の教育や改善で本当に必要なのは、その先です。

  1. なぜ、その対応が必要だったのか
  2. 何を根拠に判断するのか
  3. どの場面で、どの仕事を行うのか
  4. 次の類似場面で自分で判断する
  5. 行動を変える

ここまで到達して、初めて「仕事がわかる」に近づきます。

【図1】「わかった気になる」と「仕事がわかる」

AIによるわかりやすい説明

  1. 理解しやすい
  2. 納得する
  3. 「そうなのか」

ここで終わると、行動は変わるだろうか?

仕事としての理解

  1. 根拠を理解する
  2. 判断基準を持つ
  3. 必要な仕事を特定する
  4. 次の場面で自分で判断する
  5. 行動を変える

なぜ、「新しい気づき」が起こりにくいのか

たとえば、AIから、

「お客様への共感を増やしましょう」

というフィードバックを受けたとします。

この文章は間違いとは限りません。

しかし、オペレーターはすでに、

「共感は大切」
「お客様の話をよく聞く」
「わかりやすく説明する」

ということを知っていることが多いでしょう。

そのため、「そうですよね」で終わってしまうことがあります。

知識を再確認しただけで、本人の中にあった仕事の理解そのものは変わっていないからです。

「気づき」は、自分の認識と事実のズレが見えたときに生まれる

では、こんなフィードバックだったらどうでしょう。

本人は、

「私は、もっと共感すればよかった」

と思っていた。

しかし、実際の対話を仕事の流れで確認すると、

顧客の状況を十分に把握しないまま、案内へ進んでいた。

そこで初めて、

「共感が足りなかったと思っていたけれど、問題はそこではなかったのか」

という気づきが生まれます。

【図2】アドバイスと「気づき」の違い

一般的なアドバイス

  1. 「共感を増やしましょう」
  2. 「なるほど。次から気をつけます」

仕事を特定したフィードバック

  1. 顧客の反応
  2. その時点で必要だった仕事
  3. 実際に行った仕事
  4. 両者の差を確認
  5. 「自分が変えるべきところは、ここだったのか」

この違いは重要です。

「共感を増やしましょう」はアドバイスです。

それに対して、

「この顧客反応があったため、この時点では状況把握が必要だった。しかし十分に実施されないまま案内へ進んでいる」

と示されれば、何が問題だったのかを「仕事」として理解できます。

AIに必要なのは、もっと上手な文章だけではない

ここで、AI活用についても見方を変える必要があります。

AIの文章生成能力をさらに高めれば、この問題がすべて解決するとは限りません。

必要なのは、

分析結果を、具体的な「仕事」に結びつけることです。

そこで必要になるのが、「仕事の座標」です。

Skill IDは、AIの分析結果に「仕事の座標」を与える

Skill IDは、AIにもっと上手なフィードバック文章を書かせるためのものではありません。

顧客対応という仕事を共通コード化することで、

AIが捉えた事実や分析結果を、「どの仕事の問題なのか」に結びつける。

そのための共通言語です。

【図3】自然言語だけの場合

AI分析

  1. 「共感が不足しています」
  2. 「共感を増やしましょう」
  3. オペレーター
    「わかりました」
  4. でも、具体的に何を変える?
【図4】「仕事の座標」がある場合
  1. 顧客の反応・Evidence
  2. その場面で必要だった仕事は何か
  3. どのSkill IDか
  4. 実施したか
  5. 品質はどうだったか
  6. 適切なタイミングだったか
  7. 顧客の状態はどう変化したか
  8. 次回、どの仕事をどう変えるか

ここまでつながると、フィードバックは単なる「わかりやすい説明」ではなくなります。

具体的な仕事を変えるための情報になります。

AIの役割も変わる

この考え方を取り入れると、AIに期待する役割そのものが変わります。

これまで

  1. 分析する
  2. もっともらしい改善コメントを生成する
  3. 人が読んで解釈する

これから

  1. 事実を捉える
  2. 改善すべき仕事を特定する
  3. 根拠を示す
  4. 次に変える仕事・行動につなぐ

つまり、

「文章を生成するAI」から、
「仕事の改善につながるAI」へ。

という転換です。

大切なのは、「正しい文章」ではなく「仕事が変わる情報」

AIから、

「共感を増やしましょう」
「説明を簡潔にしましょう」
「お客様の話をよく聞きましょう」

と、とてもわかりやすく説明されたとき。

私たちは、少し立ち止まって考える必要があります。

  • なぜ、そう判断したのか。
  • どの顧客反応が根拠なのか。
  • どの場面で、どの仕事を変えるのか。
  • 次回、本人が自分で判断できるようになる情報になっているのか。

AI時代の顧客対応教育で必要なのは、

「わかりやすい説明を増やすこと」だけではありません。

  1. わかった気になる
  2. 自分の仕事の問題に気づく
  3. 判断基準がわかる
  4. 次の場面で自分で判断できる
  5. 行動が変わる
  6. 顧客の反応が変わる

ここまでつながって、初めて「改善」と呼べるのではないでしょうか。

AIは説明できる。

でも、説明を読んだことと、
「仕事ができるようになった」ことは同じではない。

だから、AIの分析結果に
「仕事の座標」が必要になる。

その共通言語が、Skill IDです。

もちろん、これらの数値はこれからも重要です。

しかし、KPIという「結果」の先にある、その結果を生み出した仕事の質まで、私たちはマネジメントできているでしょうか。

本セミナーでは、顧客対応を「仕事」という視点から捉え直し、教育・人材能力・CX・KPI・VOC、そしてAIまでをつなぐ、新しい顧客対応マネジメントを考えます。

PROGRAM

POINT 1

KPIを管理しているだけで、「価値」を管理できているのか?

センターには多くのKPIがあります。

では、その数値が「なぜ生まれたのか」まで説明できるでしょうか。

結果管理と、価値を生み出すマネジメントは何が違うのか。

ここから考えます。

POINT 2

「対話をする人」に、そもそも何を教えるのか?

商品知識、業務知識、話法、スクリプト。

その先にある、「顧客対応という仕事ができる」とは、どのような状態なのでしょうか。

教育の起点そのものを問い直します。

POINT 3

OPとSVの違いを、「経験年数」以外で説明できますか?

経験を積めば、対応力は高くなる。

では、その「対応力」とは何でしょうか。

OP、熟練者、SVの違いを、顧客対応という仕事と能力から考えます。

POINT 4

「仕事の質」は、分析できるのか?

「対応がよかった」「説明が足りなかった」といった評価から一歩進み、

顧客対応という仕事そのものを、分析可能な情報にできないか。

ここで、顧客対応を共通コード化するSkill IDという考え方をご紹介します。

POINT 5

CX・KPI・VOCは、本当につながっているのか?

CX、KPI、VOC、品質評価、教育。

企業では、それぞれ重要な情報として管理されています。

しかし、これらを「顧客対応という仕事」から一本につないで見ると、何が見えてくるのでしょうか。

Skill IDを活用した新しい分析・マネジメントの可能性を考えます。

POINT 6

AI Agentが顧客対応を始めたとき、「品質」は何で測る?

人には応対品質評価。

AIにはAIの評価基準。

しかし、顧客から見れば、どちらも企業による「顧客対応」です。

AI Agentの導入が広がるこれから、人とAIの顧客対応を、企業は何を基準にマネジメントすればよいのでしょうか。

セミナーでは、この問いに対する新しい考え方をご紹介します。

POINT 7

「仕事の質」が見えると、人材評価はどう変わる?

「応対品質○点」から、その人が何を判断し、何ができる人材なのかへ。

顧客対応能力を「仕事」として捉えることで、人材育成や能力評価の可能性も変わります。

そして、この先には、もう一つの展開があります。

SPECIAL TOPIC

私たちの仕事が、ISOにつながる?

顧客対応という仕事を、企業の中だけの評価で終わらせないためには何が必要なのか。

現在、顧客対応能力の可視化と、人的資本経営やISOをはじめとする国際的な枠組みとの接続可能性について、外部の専門コンサルタントとの検討を開始しています。

なぜ、顧客対応の仕事とISOがつながる可能性があるのか。

そして、それが実現すると、顧客対応に携わる人たちの「仕事の価値」はどう変わるのか。

続きは、10月20日のセミナーでお話しします。

お申込みは https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_oJMU08fdQ2C2AlfgKGlrzQ