
顧客電話対応能力検定(JSRT)は、
電話による顧客対応に必要な知識・技能・態度を、日本標準(公的基準)として整理・評価する検定です。
本検定は現在、
厚生労働省が所管する職業能力検定(団体検定)として最終申請手続き中であり、
公的な技能評価制度としての確立を目指しています。
顧客電話対応の現場では、これまで多くの努力と工夫が積み重ねられてきました。
一方で、
といった課題も顕在化しています。
本検定は、
電話対応を単なる「話し方」や「マナー」ではなく、状況に応じて対話を安全かつ効果的に進める“技能”として捉え、
その力を社会共通の基準で可視化することを目的としています。
顧客電話対応能力検定(JSRT)が評価する中核は、対話の運転技術です。
これは、
といった、実際の顧客対応業務において求められる総合的な実践能力を指します。
JSRT(Japan Standard Responsive Test)の「R(Responsive)」には、
マニュアルどおりの応答ではなく、相手や状況に応じて判断・調整できる対応力という意味が込められています。
本検定は、学科試験と実技試験で構成されています。
検定は等級制(3級〜1級)で構成されており、段階的に技能を高めていくことができます。
個人の方
企業・組織の方
検定は現在、厚生労働省の団体等検定として認定に向けた手続き中です。
本ページの内容には、申請段階における制度設計の概要および認定後の予定内容が含まれており、変更となる可能性があります。
試験内容の詳細、費用については、認定確定後に公開します。
※お問い合わせは検定協会事務局にお電話でお願いいたします。
顧客電話対応能力検定(CSRT)は、電話による顧客対応に必要な技能を 段階的に整理・評価する考え方 に基づき、3級・2級・1級の三段階で構成することを想定しています。
本検定が重視している軸は、顧客電話対応能力の定義でもある単なる言葉遣いの習熟ではなく、「対話を安全かつ効果的に運転する技術」 です。
ここでいう「対話を運転する技術」とは、会話を感覚や勢いに任せるのではなく、相手の状況や心情を踏まえながら、会話全体を安全に、かつ目的に向けて進めていく総合的な対応力を指します。
CSRTでは、電話対応において、次のような力を重視した制度設計としています。
これらは、敬語や定型表現の暗記といった表層的な技能ではなく、相手に合わせて会話全体を運転するための基盤となる考え方です。
本検定では、以下のような要素を、顧客電話対応における重要な技能領域として整理しています。
これらの技能は、顧客対応を一時的な応対で終わらせず、業務の質や効率を高めていくことを意識した設計思想に基づいています。
本検定では、顧客電話対応における実務を踏まえ、受電対応、架電対応、二次対応などの代表的な対応場面を想定しています。
また、近年重要性が高まっているカスタマーハラスメント対応や、難度の高い対応場面についても、等級に応じた考え方の整理を行っています。
詳細は、募集要項にて、ご説明いたします。
CSRTでは、対応業務における役割や期待される対応力の広がりに応じて、
段階的な等級構成を想定しています。
等級が上がるにつれて、
といった、より広い視点での対応力が求められる設計としています。
これは、顧客満足(CS)、顧客体験価値(CX)、さらに業務全体への貢献へと、
対応の視点が広がっていくことを意識した考え方です。
3級:基礎となる対応力の整理
3級では、顧客電話対応における基礎となる考え方や対応力を
整理・理解しているかを確認することを目的としています。
3級は、顧客にとって「話しやすい」「理解しやすい」対応を行うための
土台となる考え方を重視しています。
2級では、顧客の状況や心情に応じて、対応を柔軟に調整しようとする考え方を
より重視した設計を想定しています。
※2級の詳細については、今後の検討状況に応じてご案内します。
1級では、会話の構成、心情理解、問題整理を統合し、難度の高い相談や複雑な問い合わせに対応するための考え方を重視する設計を想定しています。
※1級の詳細については、今後の検討状況に応じてご案内します。
※本ページの内容は、厚生労働省への申請時点における制度設計および、認定後の運用を見据えた考え方を含んでいます。認定審査の過程において、内容が変更となる場合があります。
顧客電話対応能力検定(CSRT)の試験は、学科試験と実技試験の2つで構成することを想定しています。
本検定では、知識の有無だけでなく、顧客対応における考え方や対応プロセスを多面的に確認することを目的としています。
学科試験では、顧客電話対応に必要な基礎的な理解や考え方について、選択式の設問を中心に確認します。
試験は、指定会場内のコンピュータを使用した方式で実施することを想定しています。
※試験時間、問題数、実施方式の詳細については、募集要項にてご案内します。
実技試験では、実際の電話対応場面を想定し、対応の考え方や会話構成力を確認します。具体的には、次のような要素を組み合わせた試験構成を想定しています。
実技試験では、定型表現の暗記ではなく、顧客の状況や心情を踏まえた対応がどのように組み立てられているかを重視します。
※実技試験の詳細な方法については、募集要項および試験案内(3月1日公開)にてご説明します。
本検定では、等級に応じて、確認する対応力の範囲や深さが段階的に広がる設計を想定しています。
※各等級の具体的な試験内容や基準については、今後の案内をご確認ください。
本検定の合否は、あらかじめ定めた評価観点に基づき、学科試験および実技試験の結果を総合して判断する仕組みを想定しています。
評価にあたっては、一つの行動や表現だけで判断するのではなく、対応の考え方やプロセスを複数の観点から確認します。
※具体的な評価方法や基準については、募集要項(3月1日公開)および試験実施時の案内にてお知らせします。
実技試験は、音声を用いたロールプレイング形式で行われるため、初めて受検される方にはイメージしづらい場合があります。
試験当日は、提示されたケースに基づき、対応内容を整理したうえで、音声による対応を行う流れを想定しています。
必要な持ち物や事前準備については、受検案内にて詳しくご説明します。
※本ページの内容は、厚生労働省への申請時点における制度設計に基づく試験構成の概要です。
認定審査および運用準備の過程において、試験内容や実施方法等が変更となる場合があります。
| 受付開始 | 学科試験 | 実技試験 | 合格発表 | |
| 3級 第1回 | 3月1日 | 6月10日 | 6月10日 | 7月22日 |
| 3級 第2回 | 5月13日 | 9月2日 | 9月2日 | 10月14日 |
| 2級 第1回 | 7月22日 | 11月18日 | 11月18日 | 12月18日 |
| 3級 第3回 | 8月5日 | 11月11日 | 11月11日 | 12月23日 |
| 1級 第1回 | 11月4日 | 3月3日 | 3月3日 | 3月24日 |
※3級の実施場所は東京・大阪・札幌を予定しています(各3回開催)
※2級の実施場所は東京・大阪を予定しています(各1回開催)
※1級の実施場所は東京を予定しています(各1回開催)
※実施日程は変更する場合がございます。
本検定では、厚生労働省の定める団体等検定の運用ルールに基づき、
教育の提供時期および内容について、以下のように整理しています。
(1)教育提供の基本ルール
本検定に関連する教育は、
受検日の少なくとも1.5か月前までを提供期限としています。
これは、
を目的とした、厚生労働省の運用ルールに基づくものです。
そのため、受検直前期に、検定協会が教育を提供することはありません。
(2)検定協会が提供する教育について
本検定に関する教育は、一般社団法人CSスペシャリスト検定協会が提供します。
内容は、以下の2つで構成されます。
これらは、
「検定の内容や考え方を理解すること」を目的とした教育であり、
合否を保証したり、試験問題を想定した指導を行うものではありません。
(3)試験対策講座について(周知事項)
本検定では、検定協会が試験対策を行うことはありません。
一方で、受検者や受検企業の判断により、外部で試験対策講座が実施されることがあります。
これらの講座は、検定協会とは別の主体が独立して実施するものであり、検定協会がその内容や実施を管理・関与するものではありません。
(4)教育と検定の関係について
検定の合否は、あくまで受検者個人の理解・実践力を測定するものであり、
特定の教育や講座の受講を前提とするものではありません。
(5)スケジュール確認のお願い
教育の提供期間および受検スケジュールには制約がありますので、受検をご検討の際は、必ず事前に検定日程をご確認のうえ、お申し込みください。
※補足
本検定は、「教えたから受かる」「対策すれば合格する」試験ではなく、顧客対応に必要な知識・考え方・行動を社会的基準として測定する検定です。
本検定では、教育と検定の公平性を確保するため、
教育提供の時期と受検日の間に明確な区切りを設けています。
これは、厚生労働省が定める団体等検定の運用ルールに基づくものです。
【STEP1】検定理解・学習期間
(受検日の約3〜1.5か月前まで)
この期間に、一般社団法人CSスペシャリスト検定協会が本検定に関する教育を提供します。
※ この教育は、「検定の内容や考え方を理解すること」を目的としたものであり、
合否を左右する試験対策や問題演習を行うものではありません。
【STEP2】教育提供の終了ライン(重要)
(受検日の 1.5か月前まで)
これは、教育と検定を明確に分け、検定の中立性・公平性を担保するためのルールです。
【STEP3】受検準備期間
(受検日の1.5か月前〜受検日)
なお、この期間において、外部で試験対策講座等が行われることがあります。
これらは、検定協会とは別の主体が独立して実施するものであり、検定協会が実施・管理・関与するものではありません。
【STEP4】受検日
特定の教育や講座の受講が、合否に影響することはありません。
本検定は、「対策すれば受かる試験」ではなく、顧客対応に必要な知識・考え方・行動を社会的基準として測定する検定です。
日々の実務で培われた対応力が、正当に評価されることを重視しています。